ヤクルト・山田&村上 次はセ界一 侍で心構えも成長!6年ぶり頂点へラストスパート
東京五輪の日本代表として金メダルを獲得したヤクルトの山田哲人内野手(29)と村上宗隆内野手(21)が10日、チームに合流した。世界一の次は“セ界一”。6年ぶりの頂点へ阪神を猛追する。
貪欲な向上心が、さらなる成長曲線を描く。一流選手が集まった東京五輪の舞台。村上は「学んだというよりかは、一緒にやってみて、レベル的にもまだまだかなと思いました」と足元を見つめた。他球団の主力選手らと過ごした時間は、今後に向けた糧になる。
全試合に8番打者として先発出場。チームの中軸ではなかったことを踏まえ、「脇を固める気持ちもわかった」とチャンスメークする立場を経験した。「必死につないでくれていると思うので、その期待に応えられるように」と4番としての心構えも成長した。
共に日の丸を背負った山田にも慢心はない。「自信というのはない」と言い、「また本気のぶつかり合いをこれからもしたい」ときっぱり。主将としてチームをけん引するシーズンもラストスパートへと突入していく。
目指すのはあの光景の再現だ。金メダルを決めた歓喜の輪の中で、村上が山田をお姫様抱っこし、喜びを表現した。村上は「(リーグ優勝でも)『して』と言われたらします」と約束。今度はヤクルトの“代表選手”として、セ界の頂点を目指す。