金メダリスト阿部一二三が始球式「緊張しました」背番号「123」に大きな拍手

 阿部一二三(手前)にボールを手渡す坂本(撮影・佐藤厚)
 始球式に登板した阿部一二三(撮影・佐藤厚)
原監督(左から2人目)から花束を贈られた(左から)五輪金メダリストの坂本、銅メダリストのメルセデスとサンチェス(撮影・佐藤厚)
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 「巨人-中日」(13日・東京ドーム)

 東京五輪柔道男子66キロ級で金メダルを獲得した阿部一二三(24)が始球式に登場した。

 巨人のユニホームで背番号「123」を背負い、どよめきと割れんばかりの拍手を浴びてマウンドへ上がった。本来、始球式では審判がボールを渡すが、遊撃手の坂本が届ける粋な演出。阿部は山なりのノーバウンド投球を披露した。野球経験は幼い頃にやっていたキャッチボール程度だったが、さすがの運動神経をみせた。

 「五輪の時はあまり緊張しなかったですが、久しぶりに緊張しました」と振り返った阿部。同じく東京五輪金メダリストで妹の阿部詩(21)は始球式の経験があり「アドバイスまではいかないですけど、『結構遠いよ』ってことは言っていた。始まる前にキャッチボールができたので、そこで感覚をつかんだ」と手応えたっぷりに語った。

 後半戦の“開幕戦”となった試合前には東京五輪野球で日本の金メダル獲得、ドミニカ共和国の銅メダル獲得を祝福するセレモニーが行われた。

 日本代表の巨人・坂本勇人内野手、ドミニカ共和国代表の巨人・クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手と同・エンジェル・サンチェス投手がグラウンドに整列。中日・大野雄大投手は調整のため欠席したが、巨人・原辰徳監督から花束を贈られ、スタンドから大きな拍手が起こっていた。

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