ソフトバンク・東浜 自己最多の11Kに「1カ月やってきたことが出せた」
「ソフトバンク2-0日本ハム」(14日、ペイペイドーム)
ソフトバンクが東浜が8回2安打無失点の好投で3勝目。自己最多の11奪三振、無四球の好投でチームを連勝に導いた。
「昨日柊太(石川)がいいピッチングをしていたので、その流れに乗せてもらいながらしっかり投げることを心がけて投げました」とヒーローインタビューで振り返った。
初回、2本の安打で2死二、三塁のピンチを招いたが、5番渡辺を見逃し三振に仕留めた。二回以降八回まで許した走者が失策の1人のみの、無安打に抑える完璧な投球。140キロ台後半の直球にカットボール、スライダー、カーブをコーナー一杯に配球する絶妙の制球力で封じた。
圧巻の奪三振ショーだった。四、五回は6者連続三振。三回を除く毎回の11三振は自己最多だった。
「僕はあまり三振を取るピッチャーじゃないのでここまでできたのは、1カ月やってきたことを出せたと思いますし、拓也(甲斐)が引きだしてく入れたと思います」と東京五輪期間の練習の成果を口にし、「(三振は)意識しているところではないので、しっかり取れたって所はひとつ自信にしたいと思います」と話した。
6連続三振に関しては「相手の上沢投手もいいピッチングをしていましたし、先に点を取られてしまうと良くない流れになるなと。中盤の所は力を投げて意識的に投げました」と明かした。
8回を96球。4年ぶりの完封勝利も目前だったが、九回は岩崎にマウンドを譲った。完封リレーで後半戦2連勝スタート。「ひとつでも負けられない試合がここから続いていく。登板数も限られてくる。最大限の努力をしてチームが勝てるように頑張っていきたい」と上を見据えた。