巨人・丸 2発だ!連笑だ 虎にピタリ1差 原監督絶賛「非常にいい役割」
「巨人6-1中日」(14日、東京ドーム)
弾丸ライナーが2発突き刺さった。巨人・丸が今季2度目、通算20度目となる1試合2本塁打で勝利を呼び込んだ。主軸の活躍で後半戦開幕連勝スタート。チームのムードは高まっている。
初回、1点を先制された直後の攻撃だった。無死一、二塁から右翼へ11号逆転3ランを運んだ。「まずは同点という意識で」と振り返った丸。「後ろには岡本様が控えておられるので、楽な気持ちで打席へ入りました」と、後輩をおだてて笑いを誘った。さらに六回にも12号ソロを放ちロドリゲスを攻略した。
後半戦開始前、原監督が「ワッショイベースボール」をテーマに加えた。丸は「今、非常に勢いに乗っていますし、チームみんなが一つの目標に足並みをそろえてやっている」と手応えをにじませた。全員が息を合わせて重たいみこしをかつぎ、逆転でのリーグ3連覇へ意気揚々と突き進んでいる。
「立ち上がりの難しいところをね。彼が打ってくれたというのは大きいですね」と指揮官。「今日は丸が非常にいい役割をした」と賛辞を惜しまなかった。首位阪神も勝ったため1ゲーム差の2位は変わりないが、好調な打線は何とも頼もしい。ここから一気に上昇気流に乗っていく。