オリックス・ジョーンズ 岡本バット弾!朗希撃ち豪快2ラン
「ロッテ3-5オリックス」(15日、ZOZOマリンスタジアム)
これぞメジャーリーガーの打球だ。オリックスのジョーンズが二回無死一塁で佐々木朗の154キロを豪快に振り抜き、左翼スタンド上段まで運ぶ先制2ランにしてみせた。驚きなのは試合中の広報を通じてのコメント。
「ありがとう岡本バット!」
日米通算297本目の本塁打は巨人・岡本から譲り受けたバットで打ったと明かした。
「岡本選手はいい打者。たくさんヒットを打っていたから彼からバットをもらったら自分も打てるんじゃないかと思った。自分のバットでなかなか打てないので岡本選手のバットの力を借りて打てました」
チーム初対戦となった“令和の怪物”を一振りで沈める一打。これで日米通算1000得点のおまけも付いてきた。
1点リードの八回には犠飛で貴重な追加点も挙げた。
「終盤になるにつれて野球は重要になってくる。なんとか1点と思って打席に入った」
チームメートに惜しみなくアドバイスを送り、日本語も覚えた。報道陣に向かって「ワタシ、ヤキュウ、ヘタクソデス」と笑顔で話すことも。
メジャー通算14年、来日2年。WBCなど大舞台を経験してきた大ベテランが優勝争いの経験すらない若いチームに勝ち方を示してみせた。