明徳義塾・馬淵監督 歴代単独4位甲子園52勝 森松、猛ゲキ応えたサヨナラ打

 歴代4位の甲子園52勝目を挙げた馬淵監督
 9回、中越えにサヨナラ打を放ち喜ぶ明徳義塾・森松(中央)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、明徳義塾3-2県岐阜商」(15日、甲子園球場)

 明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督(65)の記念星をサヨナラ勝ちで決めた。ヒーローは森松幸亮外野手(3年)だ。九回2死二塁、変化球を振り抜くと打球は前進守備のセンターの頭上を越えた。ベンチから飛び出した仲間たちに手荒く祝福された。

 「ここまで何しに来たんや」

 打席に入る直前、指揮官からゲキが飛んだ。この試合「自分の打撃ができていなかった」という森松。百戦錬磨の指揮官が、選手の潜在能力を引き出してのサヨナラ勝ちだ。

 これで馬淵監督は甲子園通算52勝目となり、帝京・前田監督、元横浜監督・渡辺元智氏を抜いて歴代単独4位に浮上。「監督の力で作ったわけじゃない。選手に感謝するしかない」と言う。

 県岐阜商・鍛治舎監督との“名将対決”を制し「胸を借りてやらせてもらって、大先輩相手に甲子園で野球するのはそうはない。いい試合ができたと思う」と指揮官。次戦は好投手の風間を擁するノースアジア大明桜。経験豊富なタクトに注目だ。

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