野球で町おこし 阿南光は25年ぶり甲子園も奮闘実らず 森山は179球の熱投

 7回、阿南光・森山は沖縄尚学・前盛に適時三塁打を許す(撮影・山口登)
 8回、沖縄尚学・大城の飛球を阿南光・高木(右)は井上陸と激突しながらも捕球する(撮影・山口登)
 試合を終え、ベンチ前に整列する阿南光ナイン(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、沖縄尚学8-0阿南光」(16日、甲子園球場)

 「野球のまち」からやってきた少年たちはあらためて野球の厳しさを思い知らされた。前身の新野(あらたの)以来25年ぶりの甲子園となった阿南光。地域は「野球」で町おこしに取り組み、サポートをしているが、その期待に応えることはできなかった。

 投打とも沖縄尚学に圧倒され、打ちのめされる形。打線は12三振を喫し、2安打したものの、併殺打などがあり、27人で料理された。5回以降はパーフェクトに抑えられた。中山寿人監督は「序盤に3失点したときも1点ずつ返して後半勝負と考えていたが、間隔が空いたこともあり、力を出し切れずに終わった」と雨を恨む場面も。

 それでも先発した左腕の森山暁生投手はまだ2年生。13安打を浴び、8失点したが、素質を感じさせる179球の熱投だった。相手のエース当山とのサウスポー対決は明暗が分かれたが、間違いなく得たものもあるはずだ。

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