巨人・原監督「悪かった」「ご苦労さん」まさかの展開でマウンドの大江のもとへ

6回、大江(中央)に降板を告げ、ボールを受け取った原監督(左)
 6回、投手交代を告げにマウンドへ行き、ベンチに戻りながらボールを投げる原監督
 6回、三ゴロから一塁悪送球で追加点を許し、厳しい表情の岡本和。左は坂本
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 「ヤクルト13-3巨人」(17日、坊っちゃんスタジアム)

 巨人は六回の一挙9失点が響き、連勝が3で止まった。

 魔の六回だった。この回から登板した今村が山田にソロ被弾し、勝ち越し点を献上。さらに1死から坂本の失策をきっかけに負の連鎖が断ち切れなくなった。

 中前打でつながれ、1死一、三塁から三塁手の岡本が悪送球で失点。四球の後、3番手の大江がマウンドに上がると、川端の二ゴロを吉川が本塁へ送球もセーフ(記録は安打)となり、またも失点を重ねた。

 鉄壁の守備陣にまさかの乱れ。苦笑いの原監督は、大江の交代の際には自らマウンドへ行き、肩をたたいてねぎらった。「『悪かった』ってね。『悪かった、今日はもう悪かった』ということで『もういいよ、ご苦労さん』と」。

 流れを止めようと1イニングに4人の投手をつぎ込んだが、桜井も村上、オスナに連続適時打を浴びるなど一気に大量9点を失った。競り合う展開で流れを失い、指揮官は「野球っていうのは非常に難しいスポーツだなというのは思いますね」と振り返った。

 巨人は7月13、14日のヤクルト戦でも2試合連続で2桁失点。この日も6回で11失点となり、対ヤクルト戦3試合連続での2桁失点となった。

 首位阪神とのゲーム差は2と広がった。

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