楽天今季7度目の完封負け 3失点の早川に石井監督「若干詰めが甘くなった」
「楽天0-3ソフトバンク」(18日、楽天生命パーク宮城)
楽天が今季7度目の完封負けを喫した。先発・早川が6回3失点の粘投を見せたが、初回と二回の3失点が響いた。打線は相手先発・千賀の前に沈黙した。
石井監督は試合後「千賀君も良かったので、理想通りの展開を作ることがすごく難しい状況ではありました」と好投を許した千賀に脱帽した。
打線は四回1死まで千賀に無安打に抑えられた。この試合唯一、得点圏に走者を置いた四回2死三塁でも岡島が空振り三振に倒れ、チャンスを逸した。七回には2死からオコエが、この日2本目となる安打を放つも、中前の当たりで積極的に二塁を狙った結果、憤死となり得点に結びつかなかった。
約2カ月ぶりの1軍公式戦の先発となった早川は初回に栗原とデスパイネの適時打を浴びて2点を先制された。二回には柳田に適時打を食らい3点目を失った。三回以降は得点圏に走者を置いても無失点で切り抜けるピッチングを見せただけに、序盤の投球がもったいなかった。
指揮官は早川について「球の精度、勢いはあったんですけど、若干詰めが甘くなって、初回と二回のところは痛打されてしまった。その後はしっかりと立ち直ってくれたと思います」と責めることはなかった。