ソフトバンク 金腕・千賀6回0封 球団新チーム42イニング連続無失点に一役
「楽天0-3ソフトバンク」(18日、楽天生命パーク宮城)
これぞエースの投球だ。東京五輪で金メダルを獲得したソフトバンク・千賀は、後半戦初登板に臨み、6回を2安打無失点で白星を手にした。チームとして42イニング連続無失点の球団新記録樹立にも一役買い、「久しぶりにいいスイッチが入った。コントロールできていた」と笑った。
最速は159キロ。中盤以降はフォークボールの切れも増した。四回2死三塁のピンチでは、岡島をこの決め球で空振り三振に仕留めた。89球と余力を残してマウンドを譲り「まだまだやれることは多い。来週またしっかり」と先を見据えた。
4月に負った左足首のけがで前半戦をほとんど棒に振った。7月6日の復帰登板は三回途中10失点。「もう後がない状況だと、自分で自分を追い込んで投げた」。ようやく本来の姿を取り戻した。