巨人・原監督、中田翔に「感謝を忘れず戦いざまを見せてもらいたい」獲得経緯明かす

 背番号10のユニホームが届くまで背番号59のユニホームを借りて練習をする中田(手前)に声をかける原監督(右)。左は吉村コーチ(撮影・開出牧)
 巨人のユニホームに袖を通し守備練習する中田(撮影・開出牧)
 巨人のユニホームに袖を通し練習する中田(左手前)。右手前は岡本和(撮影・開出牧)
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 巨人は20日、日本ハムから中田翔内野手(32)を無償トレードで獲得した。同日、両球団から発表された。

 中田は4日に行われたDeNAとのエキシビションマッチ(函館)の試合前にベンチ裏でチームメート1人に暴行し球団から1、2軍の全試合の出場停止処分を科されていた。

 原監督は試合前に獲得に至った経緯などを明かした。

 -中田選手の獲得の経緯は。

 「ジャイアンツでも考えてですね、中田翔という…全てのことを共有してね、進んでいこうと。ジャイアンツでプレーしてもらおうというところが最初でした」

 -栗山監督とのお話は。

 「えっと、16日の日に、電話が掛かってきまして、そこで特別な自分の中では信頼感のある人です。彼からあって。しっかり考えて、よしっ、共有するという結論に至ったということですね」

 -中田選手にはこれから野球とはどう向き合っていってほしいか。

 「今までの、32歳。そこまで大きくなってきて、その感謝というものを忘れずに、そしてまた新たにチームで大きな希望を持って来てくれたと思います。それを、しっかりと戦いざまを見せてもらいたい。私自身もそれに対してしっかりとサポートして、ベストを尽くすのが、それだけでいいと思います」

 -選手としての期待、評価は

 「いや、もうあのぉ…、非常に強い選手でね、ワッショイの輪に加わってくれたというのはチーム内においても非常に大きいと思いますね。チームのリーダーの(坂本)勇人が幸い…幸いというか、彼の一つ先輩であるということが好材料だと思いますね。まぁ、同級生も含めて素晴らしい野球人、素晴らしい社会人がいますので、みんなでね、早く一員としてね、慣れてもらいたいなと思います」

 -中田選手とは話を?。

 「いやいやもう、良く来てくれたねと言って、ハグした。ちょうど(坂本)勇人と二人で話していたよ」

 -練習の動きや表情は。

 「やっぱり野球というものが好きだし、水を得た魚のごとく、コンディション等々も私には良く映りました」

 -あすから状態が問題がなければ?

 「まあ、あすから入れるというのは何も障害がない。ただ、それをどうこうというのはお答えできないというところです」

 -監督と坂本君でお話は。

 「やっぱり早めにね、急に決まったことですし、選手たちも当然、コーチたちも当然知らないようなことでしたから、勇人君には「こういう形でこうなるよ」とは朝、10時くらいかな、LINEで説明しました。歓迎してやってくれ、と」

 -獲得に迷いなどは。

 「決断をしたということですね。共有しようと思いました」

 -栗山監督からは。

 「まあ内容に関してはご察知の通りだと思いますよ。あえてここで私が言うことではないかなと思います。とても栗山監督は彼のことを、いち人間として、いち野球人として大事にしていた、ということだけは伝えられています」

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