巨人・原監督、中田翔に「感謝を忘れず戦いざまを見せてもらいたい」獲得経緯明かす
巨人は20日、日本ハムから中田翔内野手(32)を無償トレードで獲得した。同日、両球団から発表された。
中田は4日に行われたDeNAとのエキシビションマッチ(函館)の試合前にベンチ裏でチームメート1人に暴行し球団から1、2軍の全試合の出場停止処分を科されていた。
原監督は試合前に獲得に至った経緯などを明かした。
-中田選手の獲得の経緯は。
「ジャイアンツでも考えてですね、中田翔という…全てのことを共有してね、進んでいこうと。ジャイアンツでプレーしてもらおうというところが最初でした」
-栗山監督とのお話は。
「えっと、16日の日に、電話が掛かってきまして、そこで特別な自分の中では信頼感のある人です。彼からあって。しっかり考えて、よしっ、共有するという結論に至ったということですね」
-中田選手にはこれから野球とはどう向き合っていってほしいか。
「今までの、32歳。そこまで大きくなってきて、その感謝というものを忘れずに、そしてまた新たにチームで大きな希望を持って来てくれたと思います。それを、しっかりと戦いざまを見せてもらいたい。私自身もそれに対してしっかりとサポートして、ベストを尽くすのが、それだけでいいと思います」
-選手としての期待、評価は
「いや、もうあのぉ…、非常に強い選手でね、ワッショイの輪に加わってくれたというのはチーム内においても非常に大きいと思いますね。チームのリーダーの(坂本)勇人が幸い…幸いというか、彼の一つ先輩であるということが好材料だと思いますね。まぁ、同級生も含めて素晴らしい野球人、素晴らしい社会人がいますので、みんなでね、早く一員としてね、慣れてもらいたいなと思います」
-中田選手とは話を?。
「いやいやもう、良く来てくれたねと言って、ハグした。ちょうど(坂本)勇人と二人で話していたよ」
-練習の動きや表情は。
「やっぱり野球というものが好きだし、水を得た魚のごとく、コンディション等々も私には良く映りました」
-あすから状態が問題がなければ?
「まあ、あすから入れるというのは何も障害がない。ただ、それをどうこうというのはお答えできないというところです」
-監督と坂本君でお話は。
「やっぱり早めにね、急に決まったことですし、選手たちも当然、コーチたちも当然知らないようなことでしたから、勇人君には「こういう形でこうなるよ」とは朝、10時くらいかな、LINEで説明しました。歓迎してやってくれ、と」
-獲得に迷いなどは。
「決断をしたということですね。共有しようと思いました」
-栗山監督からは。
「まあ内容に関してはご察知の通りだと思いますよ。あえてここで私が言うことではないかなと思います。とても栗山監督は彼のことを、いち人間として、いち野球人として大事にしていた、ということだけは伝えられています」