栗山監督涙のエール 中田翔へ「本当に本人が反省するかどうか」巨人には「感謝しかない」

 苦渋の表情を見せる中田翔(撮影・園田高夫)
 頭を下げ謝罪する中田翔(撮影・園田高夫)
 試合前の練習を終え、原監督(左)と握手を交わす中田(撮影・開出牧)
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 日本ハム・栗山英樹監督(60)は20日、巨人へ無償トレードとなった中田翔内野手(32)についての思いを語り、巨人球団へ対しての感謝を表した。

 栗山監督はあらためて「現場の責任者である俺に責任がある。ファンのみなさん、子供たち、野球界の先輩方に本当に申し訳ない」と、チームメートへの暴力行為を犯した中田の行動を謝罪した。

 その上で「ジャイアンツもすごく覚悟がいることだと思う。変な話だけど、本当に感謝しかない」と、移籍先として中田を受け入れた巨人球団に対しては、感謝の意を表した。

 時折目に涙を浮かべながら話した栗山監督。新天地へ向かう中田へは「人は間違いを起こしたときにちゃんと謝って、それで道を作ってもらえるならば。やっぱり野球でしか人生は良くならないと思った。あとは翔(中田)がどうするかだけ」と話した。

 また、このトレードを持って球団が出場停止処分を解除したことに関しても「それ(出場停止の期間)が長いとか短いとかということではない。本当に本人が反省するかどうかってことだと思う。甘いかもしれないが彼を再生させる方が大事だと思ってやっている」と説明した。

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