オリックス・吉田正がサヨナラ打 10勝目の山本に「勝ちをつけられて野手も頑張った」
「オリックス2-1西武」(20日、京セラドーム大阪)
首位オリックスが吉田正尚外野手のサヨナラ犠飛で劇的な勝利を飾った。エース山本由伸投手は9回3安打1失点完投。自己最多の10勝目を挙げた。
同点で迎えた九回、西武の守護神・平良からジョーンズの四球、福田、宗の連打で1死満塁とし、吉田正が初球真ん中に入る甘い球を強振。中堅フェンス際に高々と決勝打を放った。
山本と並んでヒーローインタビューに立った吉田正は「気持ち良かったです。いいピッチャーなので積極的に打ちにいきました。外野まで上がってくれたので。強いて言えばヒットが欲しかったですが。こういう勝ちは大きいと思います」と振り返った。
吉田正は1点先制された直後の三回にも、同点適時打。この日の2打点すべてを挙げる活躍。引き分け寸前の劇的なサヨナラ打で、山本に10勝目をプレゼントした。
「(山本に)勝ちをつけられて野手陣も頑張ったと思います。勝っているので、ミスもありますけど、カバーしあってすごくいい雰囲気だと思います」と首位を走るチームの現状を“解説”した。
最後には「どうしたら吉田選手のようになれるのか」という少年少女に向けた言葉を求められると、「早く夏休みの課題を終えて好きな事に没頭できるようにして下さい」とメッセージを贈り、笑いを誘った。