京都国際・森下 九回まさかの同点被弾から「取り返せて良かった」決勝の三塁打
「全国高校野球選手権・3回戦、京都国際6-4二松学舎大付」(24日、甲子園球場)
大車輪の活躍だ。2年生サウスポーの森下瑠大投手が延長10回を142球で完投。4失点したものの、12三振を奪った。
それ以上に光ったのがバット。1点を追う五回に二松学舎の左腕・秋山正雲投手(3年)が投じた外角高めの鮮やかな流し打ち。直球を叩き、左翼ポール際に同点ソロを放った。
勝利目前の九回にまさかの同点3ランを浴びたが、直後の延長十回2死一塁から再び左翼フェンス際へライナー性の勝ち越し三塁打を放ち、クッションボールの処理に時間がかかる間に自身もホームを踏んだ。
「自分が取られた点なので自分で取り返せて良かった。センバツの悔しさは味わいたくない」と森下。小牧憲継監督も「このままだとセンバツと同じと頭をかすめた。森下には”取り返して来い”と送り出した。本来は4番を打てる打者」とパワフルな打撃をたたえた。
初戦で4安打完封した好投手の秋山投手から12安打。六回には3番・中川勇斗捕手(3年)、4番・辻井心三塁手(2年)が2者連続本塁打も放った。東海大菅生にサヨナラ負けした春の悔しさがチームの原動力。「勝ち切る」の合言葉通りに、試合をものにした。
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