日本航空・久次米主将「力出し切れた」 コロナで高校総体辞退の仲間の分まで
「全国高校野球選手権・3回戦、智弁学園7-1日本航空」(25日、甲子園球場)
日本航空は5人による継投も実らなかった。先発のバデルナ・フェルガス投手(3年)はスライダー狙いの裏をかき、直球を多投。七回途中まで3失点と踏ん張ったが、その後の投手陣が強打に屈し、初の8強入りはならなかった。
それでも、主将の久次米陸士内野手(3年)は「コロナの影響で練習できない状態からこのチームが始まったが、ここまで全員でやることができて本当にうれしい。力を全て出し切ることができた」と胸を張った。
智弁学園については「小畠投手はコントロールよく、自分たちは1点取るのが精いっぱいだった。打者もバットが振れていて長打もあり、本当に強いチーム」と語った。
同校は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、高校総体(インターハイ)辞退の部活動が相次いだ。「インターハイを辞退した仲間の分も頑張ろうと思って、山梨大会からやってきた。最後、勝つことはできなかったが全力でプレーした」と話した。