明徳義塾8強「代木に尽きる」馬淵監督賞賛 完封「エースの意地を見せろ」に発奮
「全国高校野球選手権・3回戦、明徳義塾2-0松商学園」(25日、甲子園球場)
明徳義塾の甲子園で春夏通算100試合目となった節目の試合はバッテリーの力でもぎとった。
2回に5番を打つエースの代木大和投手(3年)がシャープな一振り。打球は逆風お構いなしの右越え先制弾となった。
6回、今度は好リードで代木を支える加藤愛己捕手(3年)が左へ一発。この2点を白木が守り抜き、102球3安打でシャットアウトした。
「エースの意地を見せろ、と監督さんに言われて気合を入れた。低めにコーナーに投げ切れた」と満足顔の代木。これには馬淵史郎監督も「3回まで0に抑えろと言って送り出したが、きょうは代木に尽きる」と最大級の賛辞を送った。
様々な攻撃のバリエーションで勝ち上がっての5年ぶりの8強。準々決勝は第3試合で「当たりたくない」と話していた智弁学園と対戦する。
「いいチームになった。総力戦で向かう」となにやら自信ありげな馬淵監督。見逃せない一戦になりそうだ。