DeNA・牧がサイクル安打「気持ち高ぶった」史上70人目、75度目、新人史上初
「阪神-DeNA」(25日、京セラドーム大阪)
DeNA・牧が大当たり。令和初、新人選手としては史上初のサイクル安打を達成した。快挙に王手をかけて迎えた九回の第5打席。岩貞から右翼線に落ちる一打。ファウルエリアに打球が高く弾む間に一気に三塁を陥れて達成となった。三塁ベース上で花束を受け取り笑顔を見せた。
「名誉のあることができた」とヒーローインタビューで振り返った。九回の最終打席三塁打が出れば達成だった。「状況は把握していて、チームメートの方々も『こういうことはないから狙っていけ』と言われて。ヒットを狙っていって結果三塁打になればと思っていました。あんまりいいヒットじゃなかったですが、全力疾走で三塁まで行けて良かったです」
二回1死一塁で迎えた第1打席には右翼フェンス直撃の二塁打で好機拡大。先制の2点につなげた。
三回の第2打席は2死一、三塁で迎え、右中間へ14号3ラン。さらに四回2死満塁で迎えた第3打席は、中前に2点適時打を放った。
四回までに3度打席に立ち、3安打5打点の大暴れ。第4打席は捕邪飛に倒れていた。
「阪神ファンの方も拍手してくれたので気持ちが高ぶりました。守備につくときに、いつもはベイスターズファンだけなんですが、球場全体から拍手してもらって、ありがたいなと思いました。記録が残せたので良かったなと思います」
サイクル安打は70人目、75度目。直近では2019年4月9日に阪神・梅野が達成している。