近江・山田 熱投10K、自己最速タイ146キロ 4度目先発も6回2失点

 「全国高校野球選手権・3回戦、近江7-4盛岡大付」(25日、甲子園球場)

 近江(滋賀)投手陣“2本の矢”の先陣を担う山田陽翔投手(2年)が、投打の活躍でチームを甲子園春夏20勝に導いた。6回7安打2失点、10奪三振と粘りの投球でエース・岩佐へバトンを渡した。

 三回と六回に自己最速タイとなる146キロをマーク。「疲労がたまっている中で甲子園を楽しむ自分がいるから」と謙虚に分析した。降雨ノーゲームだった19日の1回戦を含めると4試合で先発したが「宿舎の温泉で冷温浴を交互に3、4回。あとはストレッチ」とケアも怠らない。

 打っては初回、無死一、二塁で先制の左前適時打。「頭は冷静に心は熱く」と平常心で盛岡大付2番手・大平の代わりばなを攻略した。

 金足農にサヨナラ2ランスクイズで敗れた2018年以来3度目の8強で、その前は3投手による“3本の矢”で準優勝の01年までさかのぼる。山田は「準々決勝は特別な思いがある」と話す。相手は昨秋近畿大会1回戦で敗れた神戸国際大付。「バッテリー中心の守りで勝ちたい」と表情を引き締めた。

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