智弁学園・小坂監督 京都国際扇の要・中川を警戒「見てきた中で一番の捕手」

 全国高校野球選手権準決勝(28日・甲子園球場)を控えた近江、京都国際、智弁学園、智弁和歌山の4校が27日、今大会唯一の休養日を迎え、大会本部が指定した大阪市内などの練習場で約2時間の最終調整を行った。今大会は、長雨の影響で「1週間500球」の球数制限などにも影響が生じているため、各校の投手起用にも注目が集まる。

 智弁学園はこの日、フリー打撃などで軽めの調整を行い、来る決戦に備えた。

 準決勝の相手である京都国際は今春近畿大会・準決勝で対戦し4-2で勝利。この試合では八回まで2-2の投手戦となったが、小坂将商監督(44)は「5、6点の勝負になればいい」と今回は打ち合いを想定した。要注意人物は扇の要・中川勇斗捕手(3年)。「周りがよく見えている。これまで見てきた中で一番の捕手」と最大限に警戒を強めた。

 チームは指揮官自身が主将だった95年以来の4強入り。この日の朝、指揮官は「あの時は自分が打てずに負けた。お前らは打って、超えてくれ」とナインを激励した。「まずは5つ目の壁を倒したい」。あと一枚を突き破り、同校初となる夏決勝の大舞台に立つ。

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