日本ハム・杉谷 勇退の帝京・前田監督との思い出語る「お前が監督やれ」冗談も
日本ハムの杉谷拳士内野手(30)が29日、恩師への感謝の思いを口にした。
メットライフドームでの西武戦前に電話取材に応じた杉谷。今夏限りで勇退した母校・帝京の前田三夫監督(72)について「長い間、お疲れ様ですという気持ちですね」としみじみと語った。
帝京では1年生から正遊撃手を任され、春夏通算3度甲子園に出場した。「僕は中学生の時に全国大会も行ってなければ、1回戦で負けるようなチームにいた。そこで前田さんが目を付けてくれて、1年春からずっと使ってもらっていました」と当時を振り返り、感謝。前田監督からの印象に残っている言葉を、「自分の個性をグラウンドで出しなさい」と語った。
この日の昼には、直接電話したという。「一言目で『おー、体は元気か』って言われて、常日頃見てくれてるんだなと思って、凄く嬉しかった」としつつ、「前田監督は冗談半分で『お前が監督やれ』と言っていました(笑)」と2人だけの裏話も明かした。