楽天・石橋が6回2安打無失点の好投「自分でもびっくりしています」
「楽天-ロッテ」(29日、楽天生命パーク宮城)
今季1軍初登板初先発の楽天・石橋良太投手(30)が六回先頭まで無安打投球を見せ、6回2安打無失点で降板した。
打線の援護なく、白星は付かなかったが、連敗中のチームを鼓舞する好投を見せ、「自分でもびっくりしています。調子はそんなに良い訳ではなかったですけど、その分、開き直って投げました。腕を振って投げられたのが良かったです」とホッと一息ついた。
右腕は初回を3者凡退で立ち上がると、二回には前日に本塁打を放っているマーティン、レアードの助っ人コンビから連続三振を奪った。その後もテンポの良いピッチングでロッテ打線を封じた。
六回先頭の藤岡にこの試合初ヒットを許し、2死一、二塁のピンチを招いたが、3番・中村に対して、3ボールから直球を2球続けて真ん中低めに投げ込んで追い込むと、最後も真ん中への直球で押し切り、右飛に仕留めて踏ん張った。
ケガの影響もあって、今季初登板。石井監督も試合前に「臆せず自分の投球をしてほしい」と期待していた通りの堂々としたピッチングを見せた。