「ロッテ７－１４西武」（１日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　打ち勝った。西武は１４安打で今季最多の１４得点。初回の６得点で主導権を握り、六回の４得点で突き放した。２度のビッグイニングに絡んだのが、偉業へと加速する栗山だ。

　通算２０００安打まで４本として試合に臨むと、初回に右中間を破る適時二塁打。六回には右前打を放った。七回の守備で退き「しっかりと自分の打てる球を打ちにいくことができた。適時打も出たので良かった」とうなずいた。

　残り２本として３日の楽天戦に挑む。野球の神様の贈り物なのか、その日は３８歳の誕生日。「僕自身はそんなに意識していなくて。ファンの皆さんは楽しみにされていると思う。一生懸命いつもと変わらずにやるだけ」と史上初めての「バースデー２０００安打」に臨む。

　辻監督も「もうすぐ決まるでしょ。あさって（３日）は誕生日でしょ。その日に決まったら非常にいいんじゃない」と願った。連敗も止まった。Ｘデーもいよいよだ。