DeNA・佐野 先制V打&猛打賞 チーム4位タイ浮上
「DeNA7-2広島」(1日、横浜スタジアム)
雨でぬかるんだ打席でも、決して体はぶれなかった。初回1死三塁でDeNA・佐野が「ちょっと滑ったかなと。しっかりと踏み込めてよかった」と左翼への先制の適時二塁打を放ち、前夜の5点差逆転勝利からの勢いを続かせた。
三回には、2死から三塁線を破る二塁打を放ってオースティンの適時打を呼び込み、七回無死では左前打で今季11度目の猛打賞を記録。「スイング、バットの軌道もいい形で球に入っている」と逆方向への安打が増え、状態も上がってきた。
今季は「自分の理想と離れていた」と悩んだ日々もあった。それでも「変化を恐れずに」と基本を大切にし、同時に挑戦の心も忘れなかった。連勝で4位タイに浮上し、お立ち台で佐野は「勝ち続けて、上を追い上げられるように」と前だけを見た。