ソフトバンク・リチャード プロ初本塁打が満塁弾「回して頂いた先輩方に感謝」
「ソフトバンク-オリックス」(5日、ペイペイドーム)
ソフトバンクのリチャードがプロ初本塁打を、逆転満塁本塁打でド派手に飾った。
1-2の劣勢で迎えた四回1死満塁だった。オリックスのベテラン右腕・増井に対してフルカウントまで粘り、8球目の149キロの真ん中やや高めの直球だった。迷いなく強振すると、打球は強烈な勢いで伸びていき、左中間席の中段へと突き刺さった。
リチャードは雄叫びを上げて喜びを表し、ダイヤモンドを一周した。ソフトバンクのベンチもお祭り騒ぎ。通常、本塁打を打った選手の出迎えはベンチ内で行うが、ほとんどの選手が思わずベンチを飛び出してリチャードを手荒く祝福した。
リチャードは「先輩方が満塁で回してもらったチャンスだったので、とにかく結果で答えたい一心でした。変化球を意識していましたが、真っ直ぐに反応して捉えることが出来ました。素直に嬉しいです。初ホームランが満塁ホームランと、満塁で回して頂いた先輩方に感謝しかありません。切り替えて、ここからもっと活躍できるように頑張ります」とコメントした。
また、リチャードは二回の打席で中犠飛を放ち、プロ初打点をマークしていた。前日にはプロ初安打を放ったばかりの新星が、この日すでに5打点、浮上を狙うソフトバンクの救世主となっている。