ソフトバンク・リチャード プロ初弾が満弾!“師匠”山川との約束「どすこい」ポーズ
「ソフトバンク12-4オリックス」(5日、ペイペイドーム)
左翼席中段にメモリアルな打球は突き刺さった。1点を追う四回1死満塁、「人生で一番集中していた」と打席に入ったソフトバンク・リチャード。グランドスラムで飾った新大砲のプロ初アーチにベンチも観客も沸いた。
二回は中犠飛でプロ初打点。七回はバルガスに初球を構える前に投げ込まれると「マジで打ったろ」と奮起して2号を放ち、1試合6打点の大暴れ。スタンドにはアメリカ人の父・ジャンさんと母・あけみさんが駆けつけており「毎日でも、来てもらいたいぐらい」と感謝した。
同じ沖縄出身で自主トレをともにする18、19年の本塁打王、西武山川も認める潜在能力。その師匠との約束も果たした。ネックレスをプレゼントされ、条件を付けられた。「1軍で本塁打を打ったら、どすこいポーズをしろ!」、そして「打てなければ自腹で返金」。その言葉を思い出しベンチ前で「どすこい」と絶叫した。
初本塁打が満塁本塁打はプロ野球88人目で、球団史上9人目。強烈なインパクトを残し、ニューヒーローが誕生した。