日本ハム・伊藤 7回2失点で2ケタ王手星 早川とのドラ1対決制した
「日本ハム4-2楽天」(7日、札幌ドーム)
“ドラ1対決”は日本ハム・伊藤に軍配が上がった。7回7安打2失点で9勝目。「HOKKAIDO」と書かれたユニホームに身を包み早川に投げ勝った道産子右腕はヒーローインタビューで本音を口にした。
「(早川を)意識していないとは言っていましたけど、どうしてもする部分があったので最高の勝利かなと思います」。味方が先制した直後に同点にされたことを反省しながらも、「最後まで粘って投げられたのはよかった」と振り返った。
8月21日に同じ札幌で楽天と対戦した時は5回で6失点KO。しかし、この日はその時のように心が折れなかった。支えたのは「早川より先に降板したくない」という思い。自らが一番良いと思う球を信じて、右腕を振った。その結果が粘投での白星。当然、今後への自信も生まれていた。
「自分らしく思い切ってプレーすることを忘れずにしっかり取り組んでいきたい」。2桁勝利まではあと1つ。強い心をキープできれば、大台への到達と新人王のタイトルが見えてくるはずだ。