ソフトバンク・柳田 頭部付近死球後にタイムリー 大黒柱の躍動で執念ドロー

 「日本ハム4-4ソフトバンク」(10日、札幌ドーム)

 ソフトバンクは九回、三森の適時打で同点に追い付いた執念のドローだ。一丸ムードを高めたのは柳田悠岐外野手と言っていい。四回、先頭から打席に立つと、初球の抜けた変化球をヘルメットのつば付近に受けた。あおむけに倒れ込み、ベンチに下がったものの、笑顔も見せてグラウンドへ。続く3打席目の五回1死一塁では、右翼に適時二塁打を放った。

 「ためてためて打つことができました。三森がよくホームまで走ってくれた」と柳田。アクシデントにひるむことなく2試合連続打点を記録。工藤監督も「絶対に欠かせない」と全幅の信頼を置くチームの大黒柱の躍動が、チームの勢いを加速させた。首位・ロッテ、2位・オリックスとのゲーム差は4・5に広がったが、まだまだ諦めずに戦っていく。

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