京産大・北山 いきなり自己最速152キロ!9球団スカウト陣にアピール
「関西六大学野球、神院大2-0京産大」(11日、ほっともっとフィールド神戸)
1回戦2試合が行われ、神院大と大院大がそれぞれ先勝した。京産大は今秋ドラフト候補の北山亘基投手(4年・京都成章)が今季初先発し、6回を5安打2失点と力投したが、打線の援護が得られず神院大に完封負け。大院大は七回に逆転し3-2で龍谷大を下した。
9球団のスカウト陣が見つめる中、北山が粘りの投球を見せた。初回、先頭の3球目でいきなり自己最速更新の152キロを計測すると、その後も150キロ前後を連発。だが「真っすぐを狙われていたので」と、先制を許した二回以降は変化球多めの投球にシフトチェンジし、最少失点にまとめ上げた。
コロナ禍の影響で約1カ月半練習することができず、春以降は対外試合も0で臨んだ初戦だったが「ある程度試合を作れるところまで持ってこれた」と手応えをつかんだ。
阪神・熊野スカウトは「春より力感なく投げている。真っすぐは十分抑えられる力がある」と評価した。すでにプロ志望届を提出した右腕が、夢をかなえるため最後までアピールを続けていく。
◆北山亘基(きたやま・こうき)京都府出身。182センチ、80キロ。右投げ右打ち、投手。小3から野球を始め、周山中を経て京都成章へ。高校では1年夏からベンチ入りし、3年夏に甲子園出場。京産大では1年春にリーグ戦デビュー。最速152キロ。スライダー、カーブ、フォーク、カットボール、チェンジアップ。