オリックス・杉本キング弾 9月5本目26号もチーム連敗、4カード連続勝ち越しなし
「西武3-1オリックス」(12日、メットライフドーム)
オリックス・杉本がついに本塁打争いでトップに立った。3点を追う四回先頭。フルカウントから渡辺の高めカットボールを左中間スタンド上段まで運ぶ26号ソロ。9月に入って5本目の一発と量産体制、並んでいたソフトバンク・柳田、ロッテ・マーティンの一歩前に出た。
「うれしいですけど。残りまだ何十試合も残っている。一喜一憂せずに1打席を大事にしていきたい」
6年目で初のタイトル争いと覚醒した。入団時からパワーは高く評価されてきたが、確実性の低さから1、2軍の行ったり来たりを繰り返した。
「2軍の方が多かったので1軍に上がれたときにいいスイングできるようにずっと繰り返して逆方向に大きいのを打つ練習をしました。何年も練習のときからコツコツやってきたのがましになってきたのかな」
自分を信じて続けてきた努力が報われた。
チームはここに来て4カード連続勝ち越しなしとピンチを迎えた。今度こそ勝利へ結びつく一発で喜びを爆発させる。