今秋ドラフト候補 日大・赤星が完封星!王者・国学院大を撃破
「東都大学野球、日大3-0国学院大」(13日、神宮球場)
開幕し、7季ぶりに1部へ復帰した日大が今春覇者の国学院大を破った。今秋ドラフト候補で最速152キロ右腕の赤星優志投手(4年・日大鶴ケ丘)が9回4安打完封勝利。駒大は4番・鵜飼航丞外野手(4年・中京大中京)の一発などで快勝し、亜大は今秋ドラフト候補・岡留英貴投手(4年・沖縄尚学)らの継投で逃げ切った。
4年秋にしてたどり着いた1部の舞台で日大・赤星は変わらぬパフォーマンスを発揮した。NPB12球団スカウト陣の前で9回シャットアウト。「春の優勝校である国学院大を倒せば乗っていける」と17年秋以来の神宮でのリーグ戦に挑むチームを引っ張った。
信条としている“打たせて取る”投球が光った。軸としたのは、この日最速147キロの直球ではなくカットボール。真っすぐと同じ球筋から打者の手元で変化する宝刀で、八回2死満塁のピンチも三ゴロに切り抜けた。
視察した巨人・榑松スカウト部次長は「抜群だった。両サイドの制球に縦の変化球もある」と評価した。すでにプロ志望届を提出済み。「内容のあるピッチングをしていきたい」と、最後のアピールは始まったばかりだ。