オリックス3連勝 T岡田2発!吉田正の不在支える
「オリックス4-1西武」(19日、京セラドーム大阪)
これぞT-岡田だ。四回の同点弾に八回にはダメ押し2ラン。京セラドームの右翼5階席にかけた2本の放物線がオリックスに1カ月ぶりの3連勝をもたらせた。
「いいところでいい仕事ができたかな。最近、全然アカンかったんで。なんとかしたかった。とにかく勝てて良かったです」
5日に主砲・吉田正が左足を痛め抹消、バルガス、ラベロの新助っ人も故障離脱。ジョーンズまで親族の不幸でチームを離れた。この間、5カード連続負け越しとどん底を味わった。
そんなチームをT-岡田が支える。3連敗の15日には選手だけのミーティングを主催。「初心に戻ってやろう」と声を掛けた。プレーでも見せた。18日には一塁から三塁コーチャーの制止を振り切り本塁へヘッドスライディングで生還。8月末に抹消の原因となった右太ももは万全ではない中、必死に走った。
「正尚がいない分、みんなでつないでつないで。きれいなヒットじゃなくていい。結果的に点が入って、僕らが勢いづく。今までもそうやってきた」
今季2度目の1試合2発で区切りの200本塁打まであと1本とした。
「16年間、お世話になっているところなんでホーム球場で打てたらいい」
次は記念弾。25年ぶりの悲願まで背番号55がチームをけん引する。