慶大・渡部遼人がプロへ猛アピール 先制V打含む3安打2打点、2戦6安打
「東京六大学野球、慶大4-0東大」(20日、神宮球場)
慶大が連勝し、勝ち点を2とした。今秋から1番を任される渡部遼人外野手(4年・桐光学園)が3安打2打点と躍動。開幕戦だった19日を含め、2戦で6安打と猛アピールに成功した。
二回2死二、三塁では右中間を破る2点適時三塁打で先制点をもたらした。四球で出塁した初回には、50メートル走5秒9の俊足を生かして盗塁に成功。守備範囲の広さとともに、走攻守でチームに大きく貢献した。
課題だった打撃は昨冬からの“改革”が実りつつある。「インサイドアウトを意識してボールをしっかりとしたスイングでたたく」という意識を徹底。チームの主砲で中学時代もチームメートだった正木の練習法に取り組むなど、「自信がついています」と表情は明るい。
すでにプロ志望届は提出済みだ。「試合の中でいろいろ修正する中で、結果が出ている」と充実の表情。「日本で一番レベルの高いところでやってみたい」と、残り3週間と迫る10月11日のドラフト会議まで精度の高いプレーを続けていく。