京産大 今秋ドラフト候補・北山が7回2失点9Kの力投もサヨナラ負け
「関西六大学野球、龍谷大3-2京産大」(20日、わかさスタジアム京都)
中1日で先発した今秋ドラフト候補の京産大・北山亘基投手(4年・京都成章)の7回5安打2失点、9奪三振の力投も実らず、龍谷大に九回サヨナラ負けを喫して勝ち点を落とした。
六回までは味方の4失策に足を引っ張られながらも、「いい脱力感で投げられた」とこの日最速148キロの直球と多彩な変化球をコースに投げ分けて無失点に抑えた。だが、0-0のまま迎えた七回1死一、二塁で、この日唯一の長打を浴びて先制を許した。チームはその裏に2点を返して同点に追いついたが、九回に連続四球で1死満塁のピンチを招き痛いサヨナラ負けを喫した。
北山は今季はすでに4試合に先発しているが、打線の援護に恵まれずいまだ勝ちはなし。ドラフト会議に向けて最後のアピールの場となるが「毎試合、最大限の準備をして投げているので焦りとか後悔はない」と前を向いた。
この日は、阪神と巨人が視察。巨人の渡辺スカウトは「球質がよくてキレで抑えるタイプ。なかなか勝ちが付かないけど、ゲームを作れてると思う」と評価した。