ドラフト候補 早大・徳山は黒星発進 7回5失点「自分の力不足」
「東京六大学野球、立大5-2早大」(20日、神宮球場)
慶大と立大がそれぞれ連勝し、勝ち点を2とした。慶大はプロ志望届を提出した渡部遼人外野手(4年・桐光学園)が先制打を含む3安打2打点と躍動。立大は山田健太内野手(3年・大阪桐蔭)のソロ本塁打などで、今秋ドラフト候補の早大・徳山壮磨投手(4年・大阪桐蔭)から5得点と攻略した。
徳山は黒星発進となった。二回1死二、三塁。二塁への打球でベースカバーが間に合わず、内野安打となって先制点を献上。以降もジワジワと攻められ、「粘り切れなかったのは自分の力不足」と唇をかんだ。
高校の後輩にも手痛い一発を浴びた。七回2死で山田にトドメのソロを被弾し、7回10安打5失点。内側を狙った球がやや甘く入った失投に「結果が全てなので受け止めるしかない」とうつむいた。
それでも、不調だった昨季から球威は戻ってきた。「ボール自体は春と比べると見違えるほどいい」と小宮山悟監督(56)。10月11日のドラフト会議までアピール機会が限られる中、エースの意地を示す。