日本ハム・伊藤また10勝目お預け オリたちの七回猛攻耐えれず4失点降板
「オリックス5-3日本ハム」(22日、京セラドーム大阪)
悔しさで口元がゆがんだ。「3点もらって勝ちきれないのは先発の責任。チームに申し訳ない」。日本ハム・伊藤大海投手が6回1/3を8安打4失点で6敗目。両リーグ新人最速での2桁勝利は、次回に持ち越しとなった。
最速152キロの直球を軸に五回まで三塁を踏ませぬ盤石の投球だったが、3点リードの七回に暗転。「ばたついて、食い止めきれなかった」と先頭のT-岡田から3連打で満塁のピンチを招き、伏見に決め球のスライダーを左前に運ばれて交代を告げられた。
勝利投手の権利を得て降板したが、後続が打たれて敗戦投手に。新人王を争うオリックス・宮城との差を縮められず「1勝することの大変さを改めて思い知った。残りの登板数も少ないので、次は勝てるように」と必死に前を向いた。