楽天・早川9勝目 新人王争い耐えた オリ宮城と2差、日本ハム伊藤に並んだ
「西武2-4楽天」(22日、メットライフドーム)
新人王レースに踏みとどまった。楽天・早川隆久投手は六回途中まで2本塁打による2失点で耐えて9勝目を手にした。14日に約3カ月ぶりに勝ってから2連勝と復調を印象づけ「前回の感じで、強気で攻めていこうと思った」と息をついた。
強気の投球は各打者への初球に表れた。立ち上がりから8者連続で初球にストライクを投げ込んだ。二、六回と先頭打者に一発を浴びてもスタイルは変えず、対戦した23打者のうち18人にストライクから入った。カットボール、チェンジアップなど全ての球種を自在に操れる制球力で打者に的を絞らせなかった。
新人王争いはオリックス・宮城が11勝で足踏みし、日本ハム・伊藤もこの日、10勝目を逃した。優勝争いと同様、シーズン最終盤まで火花を散らす。