オリックス 西浦が引退理由を説明「病気が悪化し決意」「本当に悔しい」
オリックスは24日、育成の西浦颯大外野手が現役引退すると発表した。本人から申し入れがあり受理した。
西浦は自身のインスタグラムでコメント。「先程公表されましたが病気が悪化し引退を決意しました」と説明した。西浦は昨年11月に厚生労働省の特定疾患に指定されている「両側特発性大腿骨頭壊死症」を発症。12月に左大腿骨頭掻爬(そうは)骨移植術を受け、両足ともに骨盤を骨頭へ移植する手術で、入院期間は4カ月にも及んだ。
「手術する時に8割強治らないと言われてそれでも野球がしたくて手術を決意しました。野球を始めてこれまで色んな壁を乗り越えてきて、今回も絶対大丈夫!って思ってました。でも病気には勝てませんでした。あんだけ絶対復帰するって言ってたにも関わらずこんな結果になって本当に悔しいです」
西浦は明徳義塾高から2017年のドラフト6位でオリックスに入団。通算128試合に出場し、打率・192、3本塁打、22打点、12盗塁だった。走攻守でファンを魅了していた矢先の難病発覚だった。
西浦は3歳で野球を始めた幼少期からの思い出を回想し、両親や関係者に感謝。「プロ野球選手じゃなくなっても僕の将来の夢はずっとプロ野球選手です」とつづった。
28日のウエスタンリーグ・広島戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)で引退セレモニーを行う。