池江璃花子が全身燕ユニで初の始球式!「緊張」も見事なノーバウンド投球 村上から直接ゲキも
「ヤクルト-中日」(25日、神宮球場)
競泳の池江璃花子が自身初めて始球式を行った。
野球場に来るのも初めてという池江は、全身ヤクルトのホームユニホームで登場。背番号は自身の誕生日である7月4日にちなんで「74」、RIKAKOのネーム入りだった。
真剣なまなざしで捕手を見つめた池江は、力強いフォームから見事なノーバウンド投球を披露。肩が筋肉痛になるくらい練習し、「本当はストライクを狙っていた」という。投球はストライクとはならなかったが、大きな拍手に満面の笑みを浮かべた。
神宮球場は昨年12月、同年代の村上との対談で初めて訪れた場所。この日も村上からマウンドでボールを手渡され、「頑張って!」と激励を受けた。ただ、池江は「緊張し過ぎて覚えてない」と苦笑いした。
登板前には「初めてで緊張していますが、絶好調のボールを投げられるように頑張ります」と決意を込め、マウンドに向かっていた。
池江は19年2月に急性リンパ性白血病と診断され、約10カ月入院。骨髄移植などの過酷な闘病生活を経て退院した。その後、治療を継続しながらリハビリを行い、競技にも復帰。驚異的な回復をみせ、東京五輪にも出場した。
現状は24年のパリ五輪を目指している。この日の始球式前にはインスタグラムのストーリー機能も更新。「移植から、今日で2年。この時のことを忘れちゃうくらい元気だけど、無理せずゆっくり進みます。そんな記念すべき日に始球式です!頑張ります!」とつづっていた。