ロッテルーキー河村が連敗止めた 初先発後3連勝「勝ち運はあるほう」
「西武1-3ロッテ」(25日、メットライフドーム)
肝っ玉ルーキーの力投で、ロッテが連敗を3で止めた。河村が自己最多の111球、最長の5回2/3を投げ、1失点で3勝目。「コースを間違わず、丁寧に投げられたのがよかったと思います」。新人っぽくない落ち着きぶりで、ひょうひょうと振り返った。
最も苦戦している西武に臆することなく堂々の投げっぷり。ロッテ戦21打点を挙げる中村には二回の打席で2球続けて懐を攻めた。この打席は二飛。四回1死二、三塁での山川にはカーブでカウントを取り、最後はカットボールで空振り三振。呉念庭を一ゴロとピンチにも動じずこの回を無失点で切り抜けた。
7月にプロ初先発後、負けなしの3連勝。「勝ち運はあるほう。(大学時代から)味方が打ってくれることが多いので、自信を持って上がれてます」と言う河村。1年目から優勝争いを経験でき「運よくいいチームに入れました」と感謝する。
「強きのピッチングで、よく投げてくれた」と井口監督。優勝マジックは最短で28日に点灯する。ルーキーの魂の投球で勢いづいたマリーンズ。悲願のリーグVへ再進撃だ。