ロッテ がっちり堅首!28日にもマジック「18」 小島「感謝」自己新9勝
「西武4-8ロッテ」(26日、メットライフドーム)
ロッテ・井口監督に寄り添い、小島が苦笑いしながら感謝のハイタッチだ。連続で押し出し四球を出しながらも味方の猛打に救われてチーム単独トップで自己新の今季9勝目を挙げた。
「もう本当にひどい内容だったので、打ってくれた野手とつないでくれた中継ぎの方に感謝したい」。6回、109球を投げて3安打4失点ながら自責点は2。球団13年ぶりの3連続完投勝利は逃したものの、好投の目安となるクオリティースタート(先発で6回以上自責点3以下)が今季10度目の大台に乗り、自身初の2桁勝利にも王手をかけた。
2-2の三回は2死満塁から外崎に対しストレートの押し出し四球で勝ち越され、続く栗山にもフルカウントから連続四球で追加点を献上。直後に一塁側スタンド前のブルペンで救援投手が準備を始めた。「(ブルペンが)見えましたよ…。押し出しの後だったが、1人でも1個でも多くアウトを取ろうと思って…。その気持ちだけで投げた」。発奮材料にもなったようで、次の山川を空振り三振に仕留め、切り抜けた。
28日からは2位オリックスとの直接対決3連戦。ロッテは連勝で首位を固め、ゲーム差は3に。カード初戦に勝てば、球団51年ぶりとなるリーグ優勝マジック「18」が点灯する。ようやく目指す頂点が見え始めた。