楽天・田中将 まさか3暴投 7回4安打1失点もまた勝てず
「オリックス1-1楽天」(26日、京セラドーム大阪)
白星が遠い。楽天の先発・田中将が7回4安打1失点の好投を見せながらも打線の援護なく、5勝目を逃した。「いい投球ができたと思います」。我慢の日々が続く中、自身の投球と向き合い、顔を上げた。
ギリギリを攻めた1球だった。七回2死三塁で決め球のスライダーがワンバウンドし、ボールが捕手の後方にそれる間に三走が生還。暴投で先制点を与えたが「真ん中に入ってガツンとやられる方が悔いが残ると思います。そこに悔いはないです」と力を込めた。
この日は2013年5月以来、自身2度目の1試合3暴投となった。それでも最少失点にまとめ、最終回の同点劇を演出。石井監督も「今日はワンランク上の勝てる可能性があるピッチングをしてくれた」と称賛した。