異色経歴選手が多数 高校中退BBCスカイホークス渡辺ら【10・11ドラフト特集】
日本高野連と全日本大学野球連盟は27日、プロ入りを希望する選手に義務づけている「プロ野球志望届」の提出期間を締め切り、高校生159人、大学生139人が提出した。10月11日のドラフト会議で、社会人、独立リーグの選手とともに指名を待つ。上位候補と目される逸材を中心に、ドラフト会議の展開を占う。
異色の経歴からNPB入りを目指す候補がいる。BBCスカイホークス・渡辺は昨秋に強豪高校を退学。野球を一度ドロップアウトした球児の“受け皿”となっているクラブチームに加入。最速148キロ左腕として複数球団が興味を示す。
大阪偕星学園のドミニカ共和国からの留学生コンビも、プロ志望を決意した。強打が武器のダビッドと、140キロ台の直球を持つ右腕のワーネル。指名を受ければ、外国出身選手としては16年度ドラフトで巨人から7位指名を受けた台湾人右腕・廖任磊(リャオ・レンレイ)以来となる。
20年度ドラフトで西武5位指名の大曲錬(福岡大)に続き、準硬式野球からNPB入りを狙うのは早大・関大輝外野手(4年・江戸川学園取手)だ。同大学の硬式野球部に一度は入部したが、理工学部のため講義との両立が難しく断念。“新天地”に選んだ東京六大学準硬式野球リーグで3度のベストナインに輝き、チャンスをうかがっている。