楽天・浅村、犠飛&乱闘!V諦めん 腹部死球に激怒
「楽天5-0日本ハム」(29日、楽天生命パーク宮城)
勝利への執念を絶やすことはない。楽天が最後までワンプレーに対する気迫を見せての快勝だ。一触即発の事態は八回。初回に先制の犠飛を放っていた浅村が、2死から腹部に死球を受けた。一度は怒りを収め、一塁に歩を進めたが、代走が告げられベンチに戻る際に、再び投手の鈴木健の元に詰め寄った。
これに日本ハムのB・ロドリゲスがベンチから飛び出して激怒。両軍入り乱れて、グラウンド上が一時“密”状態に。5点リードしている展開での、厳しい内角攻めからの死球で、石井監督も「あの場面でああいうところに投げるのかっていうところだったと思います」と真っ先にベンチを飛び出した。
ロドリゲスの元にも詰め寄った指揮官は「ロドリゲスが出てきたんだけど、まあ、お前は関係ないだろってことだったと思います」と振り返った。警告試合がアナウンスされる結果となったが、この「熱」が今はチームに大事なもの。首位・ロッテとは4・5差で、優勝の可能性がある限り、熱く戦い続ける。