阪神・岩田が現役引退へ 糖尿病と闘いながらプレー
阪神の岩田稔投手(37)が今季限りで現役を引退する意向を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。近日中に引退会見を開く予定。プロ16年目の今季はここまで3試合の登板にとどまり、来季の戦力構想から外れていることが判明していた。
大阪桐蔭高から関大を経て、2006年にドラフト希望枠で阪神入団。3年目の08年に自己最多の10勝を挙げ、09年はWBCの日本代表にも選ばれた。
大阪桐蔭高時代に発症した1型糖尿病と闘いながらプレー。研究基金へ寄付するなど、糖尿病患者の支援を続けた。通算成績は、200試合に登板して60勝82敗、防御率3・38。