日本ハム清宮 斎藤佑2軍ラスト投に号泣 「僕にとってはいつまでもスター」

 「イースタン、日本ハム1-6DeNA」(3日、鎌ケ谷スタジアム)

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)は、少年時代から憧れ続けた先輩の背中を目に焼き付けた。2軍での現役最終登板に臨んだ斎藤佑の5球を、一塁の守備位置から誇らしく見守った。

 右腕の登板前には、マウンドに駆け寄り思いを伝えた。「体もボロボロだと思いますし、思うような投球もできないと思う」が本心。だからこそ「楽しんで投げてください」-。その言葉をかけると、清宮の目から涙がとめどなくこぼれた。

 06年夏の甲子園決勝再試合。当時小学1年の清宮は、早実・斎藤佑と駒大苫小牧・田中の死闘を早実側の席で生観戦し、野球を始めると決意した。「僕に目指す所を与えてくれた存在。僕にとってはいつまでもスターです」。投球後には涙ながらにハグを交わした。

 清宮自身、期するものがある。ここまでプロ4年間で目立った成績を残せず今季はいまだ1軍出場なし。「本来なら1軍で送り届けたかった。やるせなさ、むなしさがある。意地でも来年は活躍したい」。涙で交わされた2人の思い。絶対に自慢の後輩になってみせる。

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