12球団50人のスカウトがマーク 関西国際大・翁田が圧巻の14Kで完投勝利

 マウンドで投げ込む関西国際大・扇田大勢(撮影・北村雅宏)
 マウンドで投げ込む関西国際大・扇田大勢(撮影・北村雅宏)
関西国際大・扇田大勢
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 「阪神大学野球、関西国際大8-2大体大」(4日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 関西国際大の今秋ドラフト上位候補で最速157キロの右腕・翁田大勢投手(4年・西脇工)が先発し、4安打2失点で完投。圧巻の14奪三振で12球団約50人のスカウトにアピールした。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響から、春秋を通じ、初めてスカウトが視察可能となったこの試合。剛腕の視察に大勢のスカウト陣が大挙したが、「特に目に入らなかった」と平常心でマウンドに上がった。

 四死球6と少し制球は乱れたものの、この日最速152キロをマークした直球は威力抜群。14奪三振中6個が見逃し三振と、相手打者が立ち遅れて手が出ない場面が多く見られた。

 それでも「求めているような球じゃなかった。初回からしっかり決められるように、投球練習やアップをしていかないと」と反省。「チャンスがあれば投げたい」と調子をさらに上げ、ドラフト前最後となる5日の同戦に臨む覚悟を見せた。

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