中日 平田良介が異型狭心症を公表 7月に緊急搬送「動悸が激しくて」
中日・平田良介外野手が5日、自身のインスタグラムを更新し、7月に異型狭心症と診断されたことを公表した。
平田はファンに向けてプレー機会が少なかったことについて「応援してくださったみなさん、本当にごめんなさい」と謝罪したうえで理由を説明。「7月4日の深夜、胸が締め付けられる感覚と動悸が激しくて救急車で緊急搬送され、後日診断、診断結果は異型狭心症とでました」と公表した。
続けて「その日から四六時中胸の圧迫感と締め付けが強く、3分間のジョギングができない状態が続きました。後日カテーテル検査をして診断結果は異型狭心症のまま。8月3日の運転中にジェットコースターの落ちる感覚があり顔と頭、左手首から先が痺れてそこから救急外来へ。後日、呼吸の心拍と一緒のリズムで空気の抜けるような音が鳴っていたので呼吸器科でも問診をしてもらうようになりました」という。その後は喘息の薬で症状が良くなり、喘息の診断もされたという。
心境について「そのほかにもいろいろな症状がでていたので思うように試合に出る事も出来ず、身体は元気なのになんで野球が出来ひんのや!と悲しく思っていました」と記述。ウエスタン・リーグでは9月29日のソフトバンク戦に3番左翼でスタメン出場も途中交代。30日の同戦も代打で出場していたが、「2軍の試合の最後の方には試合にスタートで出れるまで回復しましたが日にちにたつごとに悪くなり、福岡での試合中に立っているのが苦しくなり途中交代。辛かったです」と明かした。
今季は1軍で21試合の出場にとどまっており、打率・155と不振だった。平田は「いつになれば気にせずに野球ができるのか、自分自身も野球がしたい。そしてみなさんの前で平田良介の野球を見てほしいです」とし、応援に感謝した。
異型狭心症は心臓の血管が極度に縮み、胸痛発作が起こる心臓病。誘発因子として心身の疲労、ストレスなどが挙げられている。