日本ハム・栗山監督、退任「時期が来たら話す」 後任は稲葉氏有力
日本ハムの栗山英樹監督(60)が、今季限りで退任する意向であることが6日、分かった。後任には東京五輪で日本代表監督を務め、金メダル獲得に導いた球団OBの稲葉篤紀氏(49)が有力候補に挙がっている。
この日、京セラドームで行われたオリックス戦前に取材に応じた栗山監督は、「野球の世界では、やるも辞めるも毎年あること。自分の心の中では色んなことをもちろん考えている。ちゃんと時期が来たら話す」と自らの去就について語った。
栗山監督は就任1年目の12年にリーグ優勝し、16年は日本一を達成。通算勝利数は球団最多で、大谷翔平投手(現エンゼルス)を二刀流で育てるなど大きな功績を残してきた。一方で近年は成績が低迷。昨年は就任以来初の2年連続Bクラスとなり、最下位に沈む10年目の今季もCS進出は厳しい状況にある。
就任以来単年契約を結ぶ指揮官の進退について、吉村浩GMは「何も決まっていない」と説明。正式決定はシーズン終了後に、球団との話し合いを経てからとなる見込みだ。