オリックス・中嶋監督 好救援のK-鈴木を称賛「流れが来る投球だった」
「オリックス4-3日本ハム」(7日、京セラドーム大阪)
オリックスがシーソーゲームを制した。三回に杉本の30号ソロで同点に追いつくが、直後の四回に野村に一発を浴び再び勝ち越しを許す。
その裏、中川圭の三塁打から同点に追いつくと五回にはモヤの適時打で勝ち越し。そこから山田、吉田凌、ヒギンス、平野佳とつないで1点のリードを守り切った。
オリックス・中嶋聡監督は先発の増井について「どうにか最少失点ではいってくれていたのでなんとかそこで大量点ではないですけど、2、3点で抑えたのは大きいと思いますし」と評価した。
杉本の一発については「なかなかヒットが出てなかった。効果的なものが。といってもこの3試合だけなんですけど、本人スッキリしたんじゃないですか」と話した。
勝利のポイントとなったのは四回途中から増井をリリーフしたK-鈴木。五回は三者連続三振でゲームの流れを呼び込む快投となった。「増井があんな感じでフラフラという感じだったのでその流れをKがきっちり止めてくれて、こっちに流れが来るような投球だった」
1点リードの六回には1死一塁から近藤の左越え二塁打を中川圭-紅林-伏見とつなぎ本塁で刺す美技で失点を防いだ。「連係のところでずっとやってきたわけなんで、大一番で出るというのは成長してきている証拠。ああいうのを一つのミスで、というのがあったチームだったんでね。なかなかいいと思いますけど。まだ(三回に)安達が(失策で)三塁にいかせたのとか、アレはダメですけどね。一つ良かったけど一つダメだったし、いろいろいっぱいある」
勝利に対する執念が見られた試合。「出てると思いますよ。本当に全員勝ちたいと思っていますし、本当に全員でなんとか、誰がとかオレがやるとかじゃなく。全員でやるというのが非常に見れる。それが結果につながっていると思う」
2位・ロッテが敗れてゲーム差は再び1・5に開いた。9日からペイペイドームでソフトバンク2連戦が待つ。