オリックス・ラオウ T岡田射程30号「超えたらTさんにえらそうに話せる」 2位に1・5差
「オリックス4-3日本ハム」(7日、京セラドーム大阪)
オリックス・ラオウのパワーがさく裂した。1点を追う三回2死で杉本。カウント1-2から伊藤の外角152キロを泳がされながら捉えると打球はバックスクリーン左へ飛び込む同点ソロ。
「泳がされたんですけどバットのヘッドを返さないで打てたと思います」
30本は自身初、球団ではT-岡田以来4年ぶり。右の日本選手では1990年・石嶺和彦以来、31年ぶりの偉業となった。
お立ち台ではモヤからキャンプ中に「モヤよりたくさん本塁打を打つ」と宣言していたことを明かされた。
「すいません。覚えてないです。ポジション的に外国人選手と戦わないといけないので同級生でもありますし、いいライバルです」
過去5年で通算9本塁打。キャンプ時は定位置獲得に必死だった。それが今や本塁打王争いでトップを独走している。次の目標にはキングの先輩でもあるT-岡田のシーズン最多33本を挙げた。
「20本くらいのときにTさんに聞いて。果てしない数字だと思ったんですけどあと3本なんで抜けたら抜きたい。超えたらTさんにえらそうに話せることができるので(笑)」
4番の一発から執念の勝利を挙げ、ロッテが敗れたためその差は再び1・5ゲームに。最短で12日に優勝へのマジック6か7が点灯する。